揚げゴマ団子(広東式)
広東式揚げゴマ団子は外はカリカリ、中は柔らかく、甘さとゴマの風味が均等に広がっています。 「ゴマ団子がくるくる回り、金銀が家にやって来る」。中国の旧正月になると、広東地方の人々はこのゴマ団子を楽しみます。この言葉は、丸いゴマ団子が詰まっていて(中がしっかりした食感)も中が空洞になっていても(揚げて膨らむ)、繁栄を象徴していることを意味しています。豊かな収穫と幸福を象徴しています。 旧正月の縁起物のおやつとして伝統的に親しまれていますが、こうした広東式揚げゴマ団子は一年を通じて楽しむことができます。もち米粉の生地は揚げると大きな球状に膨らみ、成長を象徴しています。南海(ナンハイ)や中山(チョンシャン)などの地域では作り方がほとんど同じですが、沙渓(シャーシー)や中山では甘いものや塩味の詰め物など、潮汕風(チオチュー)の「クイフ」に似たバリエーションが見られます。 この「ゴマ団子ファミリー」にも様々な種類があり、例えば石岐(シーチー)ゴマ団子、九江(ジュウジャン)ゴマ団子、空洞ゴマ団子などがあります。 広東の多くの地域では、ゴマ団子にポップコーン、ピーナッツ、ココナッツフレーク、あるいは豚脂など、多様な具材を詰めています。個人的には中身の詰まったものは少し重く感じるので好みませんが、空洞のゴマ団子や、もち米粉だけで作られたシンプルなものが一番のお気に入りです。
材料
手順
ゴマ以外のすべての材料を混ぜ合わせます。
水を加え、必要に応じて調整用に少量残しておきます。一部のもち米粉は水を多く吸収するため、さらに10g程度必要な場合があります。
粉全体がしっかり湿り、乾燥した部分がないよう確認しながら、生地をこねます。
小さじ1杯分程度(約15g)の生地を取り、手を少し湿らせて滑らかな球状にします。
ゴマを入れた袋に団子を入れ、袋を軽く振って均一にゴマをまぶします。
ゴマが団子全体を完全に覆うようにしてください。
油を6割程度の温度に熱し、その後3〜4割に下げます。ゴマ団子を油に入れ、網を使って軽く円を描くように転がしながら揚げます。団子を軽く押しつぶし、離して元の形に戻します。団子が倍に膨らむまで揚げ続けます。
表面が黄金色でツヤが出るまで揚げたら取り出し、油を切ります。