クランベリー入りクリーミーパン・ジ・ケイジョ
このパンは、多くのベーカリーで定番かつ売れ筋の一品です。クラストはカリッと香ばしく、クラムはやわらかくふんわりしています。 赤いドライクランベリーとクリームチーズを合わせた生地は、いつの時代も愛される組み合わせです。 ああ〜、ひと口かじるだけでうっとりしてしまいます。 作り始める前に、最後の注意事項を必ずお読みください。
材料
手順
下準備: ① クリームチーズフィリングを作る:クリームチーズ200g+生クリーム20g+砂糖25gを室温で柔らかくしてから、なめらかに混ぜ合わせておく。(※フィリングは一次発酵の間に作ってもよい)
② メキシカンソース(カリカリのクッキークラスト)を作る: 配合:バター70g、粉糖70g(甘さ控えめにする場合は40g)、溶き卵70g、薄力粉70g。 柔らかくしたバターに粉糖を加え、しっかりとなじむまで混ぜる。溶き卵を2〜3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。薄力粉をふるい入れ、ムラなく混ざるまで合わせる。できたメキシカンソースを口金が平口の絞り袋に入れ、使うまで冷蔵庫で休ませておく。 (※こちらも最終発酵の間に作っておいてよい)
③ クランベリーを漬ける:ドライクランベリー150gにラム酒36gを加え、実が柔らかくなるまで漬けておく。 (※焼成の前日から漬けておいてもよい)
バター以外の生地の材料をすべてM6ミキサーボウルに入れる。まず低速で、粉気がなくなりひとまとまりになるまでこねる。その後、速度5〜6に上げてこね、生地がなめらかになり、触ったときにやや薄く伸びるくらいになったら柔らかいバターを加える。 ※初心者の方は、最初に液体を少し残しておき、あとで調整できるようにしておくこと。機種によっては、ゆるい生地だと上手く回らない場合があるので、その場合はこねながら少しずつ液体を足していく。パン作りに慣れている場合は、仕上がりの食感に影響するため、むやみに水分量を減らさないこと。
速度3にし、バターが完全に生地になじむまでこね続ける。
続けて速度5でこね、生地を薄く伸ばしたとき、ほぼ透けるくらいの薄い膜ができ、弾力も十分にある状態までこね上げる。
生地は写真のような状態になればOK。
ラム酒を軽く切った漬けクランベリーを加える。
速度2で約30秒ほど混ぜ、生地全体に均一に行き渡らせる。生地を取り出して丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。28℃、湿度75%ほどで約60分、一次発酵させる。
生地の体積が元の約2.5倍になるまで発酵させる。
生地のガスを抜き、分割する。
1個80gずつに分割する。
それぞれを丸め直し、28℃・湿度80%で20分ほどベンチタイムをとる。
休ませた生地を1個取り、めん棒で写真のようにのばす。縁に大きな気泡があれば、軽くたたいてつぶしておく。
生地を裏返し、手前側にクリームチーズフィリングを塗り広げ、奥側の縁は少しあけておく。
手前から奥へ巻き上げ、巻き終わりをしっかりとつまんでとじる。とじ目を下にして紙焼き型に入れる。
32℃前後・湿度80%で、生地の大きさが約2倍になるまで最終発酵させる。指で表面を軽く押したとき、ゆっくりと戻るくらいが目安。
絞り袋に入れておいたメキシカンソースを表面に絞り出す。
予熱したC76オーブンの下から2段目に入れ、上火180℃/下火200℃で約18分焼く。 コンベクションオーブンの場合は、170℃前後で約14分を目安に試してみる。 その他のオーブンでは、普段似たようなパンを焼くときの設定を参考に、時間と温度を調整する。
焼き上がったら型ごと軽く台に落として蒸気を抜き、型から外して紙焼き型もはずす。