雲南ハムの月餅の完成品の写真

雲南ハムの月餅

中秋節といえば、雲南ハムの月餅がなくては始まりませんよね。 本当は昨年の中秋節の前にこのレシピを皆さんとシェアしたかったのですが、とても忙しくて半分しか書けず、今年まで持ち越してしまいました。このレシピを気に入っていただけると嬉しいです。

調理時間:1時間以上
難易度:やさしい

材料

月餅の生地適宜
1. 薄力粉(または中力粉)250 g
2. グラニュー糖18 g(グラニュー糖を使用)
3. はちみつ13 g
4. 水約 58 g
5. 炭酸アンモニウム2〜2.5 g 程度
6. ラード約 110 g
月餅の餡適宜
蒸してから角切りにした雲南ハム200 g
グラニュー糖約 150 g
はちみつ約 30 g
炒り小麦粉30 g
ラード約 20 g

手順

1

小麦粉の4分の1を取り分け、砂糖、はちみつ、炭酸アンモニウム、水とよく混ぜる。ハンドミキサーのビーター(羽根)を使い、高速でグルテンがしっかり出て、生地に弾力が出て糸を引くまで混ぜる。この工程で表面がなめらかな生地になる。ミキサーがない場合は、泡立て器などでできるだけ速くかき立てる(少量なら15〜20分、多めなら30分程度)。

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2

グルテンが出たら、残りの4分の3の小麦粉とラードを加える。ミキサーのビーターで2〜3分混ぜ、小さなダマがなく、均一な生地になればよい。

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3

こね上がった生地をラップで覆い、約1時間休ませてから分割する。分割した生地は丸めてから約10分ほどベンチタイムを取り、その後で餡を包む。 餡を包み終わったら、月餅を丸く成形してそのまま天板に並べる。押しつぶさず、丸いままにしておく。焼成中に自然と広がって平らになってくる。

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4

上火230℃、下火130℃ほど、オーブンの中段よりやや下の段で約27分焼く(事前にご自宅のオーブンの癖を確認し、必要に応じて調整する)。その後、天板を最下段に移して焼き上げる。

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5

写真くらいのきつね色になるまで焼く。私はやや濃いめの焼き色が好きで、その方が風味もよいと感じる。

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6

焼き上がったら、月餅を完全に冷ましてからしっかり密封して包む。常温で約15日ほど保存可能。

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7

香ばしく、サクホロとした食感で、とてもおいしい。

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8

ハムは雲南の宣威ハムを使用している。脂身と赤身の割合は、お好みに合わせて選んでよい。

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9

ハムを大きめの塊に切り、しっかり火が通るまで蒸してから角切りにする。

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10

角切りにしたハムにはちみつを加えて和え、一晩おいて味をなじませる。

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11

漬け込んだハムを使う前に、砂糖、炒り小麦粉(状態に合わせて量を調整)、ラードを加えてよく混ぜ、餡として用意しておく。

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12

月餅の生地と餡の割合: 30 g の月餅:生地 20 g、餡 15 g 50 g の月餅:生地 30 g、餡 20 g 80 g の月餅:生地 50 g、餡 35 g 100 g の月餅:生地 60 g、餡 40 g この比率は、お好みに合わせて調整してよい。

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料理のコツ

ここでいう「富強粉」は、市場やスーパーで購入できる一般的な中力粉(万能粉)のことを指す。 炭酸アンモニウムについては、詳しくはインターネットなどで調べてほしい。膨張剤を他のもので代用できるかとよく聞かれるが、代用は可能なものの、食感は少し落ちる。重曹とベーキングパウダーの併用で代用してもよい。 生地に使うはちみつは、焼き色を付けるために非常に重要な役割を果たす。指定の焼成時間と温度になっても表面に色が付かない場合は、まずオーブンの温度が正しいかを確認する。それでも時間も温度も足りているのに色づきが悪い場合は、別の銘柄のはちみつを試してみてほしい。質のよくないはちみつは、焼き色にも影響する。 焼成後に餡が流れ出てしまう場合は、生地が柔らか過ぎるか、餡の状態が悪い可能性がある。また、上面の生地の厚さが厚過ぎて、継ぎ目部分が薄過ぎると、焼いているうちに継ぎ目から餡が流れ出てしまうこともある。 小麦粉によって吸水性が異なるため、水の量は生地の状態を見ながら調整すること。「炒り小麦粉」とは、フライパンで油を使わずに乾煎りするか、オーブンでうっすら黄みが付くまで焼いた小麦粉のこと。餡に入れるラードの量は、ハムの脂身の多さに合わせて調整する。 作業中は手袋を使ってもよい。もし手袋が作業の邪魔になるようなら、爪を短く切り、よく手を洗ったうえで、オーブンの高温による殺菌効果もある程度見込めることを踏まえて作業する。焼き上がった月餅を扱う際には、必ず手袋を着用すること。そうしないと、付着した雑菌が保存性に影響してしまう。 作り方についての質問には、時間ができ次第お答えするつもりだが、すぐに返信できない場合はどうかご理解ください。