タジン風手羽中煮込み
「タジン」はこの種の料理だけでなく、調理に使う器自体も指します。モロッコでは遊牧民によってもたらされた厚手の素焼き鍋があちこちで見られます。直火や炭火に直接かけ、ヤギ肉、ラム肉、鶏肉などを使ったさまざまな美味しい煮込み料理を作ります。 このレシピでは、本格的なタジン鍋を使うことで香りがぐっと引き立ちます。普通の厚手の鍋では、あの独特の風味を出すのはなかなか難しいでしょう。私の考えでは、このレシピは非常によくできており、タジン鍋という器の持つ独特の魅力を見事に引き出しています。
材料
手順
4~6人分の分量です。まず鶏の手羽中をおよそ12本、にんじん1本、じゃがいも1個を用意します。
マリネ液:市販のものがなければ、砂糖、塩、しょうゆ、挽いたこしょうを少量ずつ混ぜて、簡単なマリネ液を作ってもかまいません。もちろん、好みで唐辛子パウダーを少し加えても良いです。
小さなボウルにスパイスをすべて入れて混ぜます。鶏手羽中1本ずつに小さな切り込みを2か所入れ、マリネ液を全体にまんべんなくからめます。ラップをかけて、数時間、理想的には一晩、冷蔵庫で休ませます。じゃがいもとにんじんはフライドポテトくらいの太さの拍子木切りにします。
調理するときは、まずタジン鍋にオリーブオイルをたっぷりと回し入れ、全体に行き渡らせます。そこへじゃがいもとにんじんの拍子木切りを、鍋底に均一な層になるように敷き詰めます。
好みで、軽く炒めたにんにくを数片加えても構いません。そのあと、マリネしておいた鶏手羽中を、上の段になるように丁寧に並べ入れます。
この料理は火の通りがとても早く、下ごしらえの手順も驚くほど簡単です。ここまでできたら、あとはふたをして中火にかけ、10分ほど煮るだけです。
10分たったら火を止め、ふたをしたまま余熱でさらに5分ほどおいて、完全に火を通します。
ふたを開ければ出来上がりです。香りと彩りをさらに良くしたい場合は、仕上げに細かく刻んだあさつきや長ねぎを散らしてもよいでしょう。もちろん何もかけなくても、とても食欲をそそる一品です。