肉好きにはたまらない喜び:麦の穂の形のパン
失恋したバスケットボール選手が再びコートに立ち、ダブルダブルを決めることができるなら、振られたトレーダーが再び大きな利益を上げることができるなら、そして失恋したパン職人がそれでもなお生地をこねて焼きたてのパンをオーブンから出すことができるなら、彼らは遅かれ早かれ、きっとそれを乗り越えられるということだ。涙をこぼしながら生地をこねることになったとしても、少なくともまた力を取り戻せる。パンを麦の穂の形にするのは、黄金色の小麦が農夫たちにもたらす喜び――豊かさ、希望、そして優しさ――を見つめることと同じなのだ。
材料
手順
すべての材料を用意し、小麦粉をふるう。
油脂後入れ法(バターは後から加える)を用い、グルテン膜が完全にできるまでこねる。
生地を丸めて温度を測り、およそ26℃にする。
生地を28~30℃・湿度75%で60分間、一次発酵させる。
一次発酵後、生地を1個120gずつに分割する。
それぞれの生地のガスを抜き、丸める。
すべての生地を丸め終えたら、とじ目を下にして天板に並べる。
28~30℃・湿度75%で20分間、ベンチタイム(中間発酵)を取る。
生地のなめらかな面を上にして置き、めん棒で中心から上下に向かってのばす。
生地を裏返す。
生地を90°回転させ、下の縁を押して平らにする。
のばした生地の上端にベーコンを1枚置き、生地の端とベーコンの間に1~2cmほど余白を残す。
黒こしょうをふりかける。
生地とベーコンを同時にしっかり押さえて密着させ、そのまま巻き上げて細長いロール状にする。
とじ目をていねいに閉じ、しっかりと留める。
それぞれの生地ロールを、間隔を少しあけて天板に並べる。
35~37℃・湿度75%で30~40分間、仕上げ発酵を行う。
仕上げ発酵が終わった生地の表面に、細かいふるいを使ってパン用小麦粉を均一にふりかける。
ハサミを45°の角度で当てて生地に差し込み、素早くカットし、切り込みを左右交互に倒して麦の穂のような形を作る。
オーブンを上火230℃、下火170℃に予熱する。3秒間スチームを入れ、10~12分焼成する。